【最重要は志望動機】ハローワーク職業訓練のメリットと申し込み方法

2020年1月15日体験談と考えたこと

ハローワーク職業訓練のメリットと申し込み方法この記事では、求職活動をしている人向けに、ハローワークの職業訓練に合格する方法を説明します。

あらかじめ言っておくと、「コピペするだけ」とか「丸暗記すれば合格」のような裏技はありません。
ですが、選考で重視されるポイントは明確で、「志望動機はなんですか?」という点にあります。

私は、2020年開講の職業訓練に通っているので、自分の経験をもとに、ハローワークの職業訓練に申し込む手順と、選考合格に一歩近づくコツをお伝えします。

また、職業訓練を利用するメリットも説明しますので、転職・求職活動中の人は参考にしてもらえると嬉しいです。

 

ハローワーク職業訓練のメリット

この章では、ハローワークの職業訓練を利用するメリットを説明します。

▼ 職業訓練のメリット ▼
・ほぼ無料でスキルを学べる
・失業給付があるので生活も安心
・就職活動もサポートしてくれる

簡単に言うと、再就職に役立つスキル習得や資格の勉強が無料でできる、ということです。
コースによって内容の違いはあったり、失業給付の条件も変わってきたりもしますが、それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

無料で受講できる

最大のメリットは、ほぼ無料で受講できる点にあります。

1年以上の長期コースは有料になりますが、3〜6ヶ月のコースは基本的に無料で、テキスト代が数千円~1万5千円ほどかかるくらいです。

無料といっても内容は有料級、というか、普通に民間スクールに通ったらそれなりの授業料が必要になる内容です。
たとえば、私が参加している訓練コースは、同じ内容のスクールに自費で通った場合は10万円くらいかかります。

また、社会人コースのような授業と違って、ほぼ毎日、朝から夕方までみっちり学ぶので、かなり濃いカリキュラムになっています。
高級生チョコなみの濃厚さです。

スキルを習得するスピードにおいても、職業訓練はおすすめですね。

 

雇用保険の失業給付が支給される

職業訓練が無料といっても、働いているわけではないので給料はもらえません。
ですが、ハローワークの職業訓練に通っている間も、雇用保険の失業給付が支給されます。

▼ 支給される失業給付 ▼
基本手当(いわゆる失業保険)
・受講手当(テキスト代など賄える)
・通所手当(学校までの交通費)

基本手当がもらえれば、生活の不安はほとんどなくなりますね。

もちろん、授業をさぼった日は給付がもらえないし、あまり欠席が多い(総時間数の20%以上)と問答無用でクビになります。
病気や怪我、家庭の事情などでのやむを得ない欠席は考慮されるので、普通に通っていれば問題ないですよ。

また、失業給付の受給資格がない人でも、「職業訓練受講給付金」など他の給付が受けられる場合があります。
この辺のことはハローワークの窓口で聞けば教えてくれるので、使える仕組みはどんどん利用していきましょう。

 

就職活動のためのカリキュラムがある

職業訓練では、スキルを身につけたり、資格取得に向けての勉強ができるだけでなく、就職活動のサポートもしてくれます(コースによって違いはあるかも)。

そもそも勉強するための学校ではなく、再就職するための訓練なので、教えてくれる内容もかなり実践的です。
私が通っているコースには、キャリアコンサルタントをやってる講師がついていて、求人の応募から面接対策、転職界隈の裏話まで、いろいろ教えてもらっています。

 

それと、訓練期間の途中でも、授業を欠席して企業面接などに行くことは認められています。
「就職活動しすぎて訓練をおろそかにしないでね」と説明はされるのですが、求人への応募もできるし、再就職が決まったら途中で退校することもできます。

じっくり再就職先を選びたいから、その間に通ってスキルアップしとこうかな

という場合にも、職業訓練を利用できますね。

 

補足:受講中は失業給付が延長される

もう一つのメリットとして、職業訓練の受講中は、卒業まで雇用保険失業給付が延長される点があります。

▼ ここに注意 ▼
職業訓練は、最終的には再就職するためのものなので、「失業保険がもらえるから…」などという理由だと速攻で落とされます。
メリットの1つとして考え、あくまで、再就職にどのように役立てるかをイメージするのが良いです。

だいぶ昔の経験談になるのですが、そのころ転職活動をしていて、

延長されたらラッキーだし、何か面白そうな訓練受けてみよう

なーんて浅はかな考えで面接に臨んだら、あっさり見抜かれて(面と向かっては言われませんでしたが)落とされたことがあります笑

再就職のためなら至れり尽くせりで支援してくれる、というのがハローワークなので、目標を勘違いしないようにしてください。

 

それでは、次の章では、ハローワークで職業訓練を申し込む手順を説明します。
一つ目の手順がわりと重要で、これを間違えると訓練期間中に失業給付がもらえないこともあるので、読み飛ばさず順に見ていってください。

 

 

職業訓練の申し込み方法

この章では、雇用保険失業給付を受給しながら職業訓練に通うために、ハローワークで必要な手続きと、職業訓練の申し込みについて説明していきます。

繰り返しになりますが、「手順1」を最初にやることが重要です。

※先に求職の申し込みをしても、受給しながら職業訓練に通える場合があります。ただ、訓練コースの選択肢が減るので「手順1」からやるのがおすすめです。

 

手順1:ハローワークで職業訓練の相談をする

ハローワークで最初にやるべきことは、「職業訓練の相談をする」です。

最初は求職の申し込みじゃないの?
パンフレットにも書いてあるし

職業訓練を利用しない場合は、最初に求職の申し込みをして問題ありません。

失業給付をもらいながら職業訓練を受講する場合には、少なくとも以下の条件を満たす必要があります。

受講開始日に、雇用保険の所定給付日数が「規定日数」以上残っていること。

この「規定日数」は、雇用保険に加入していた年数など、条件によって変わります。

たとえば、所定給付日数が90日の場合の「規定日数」は「1」です。
つまり、職業訓練の受講開始日に失業給付をすべてもらい終わっていると、訓練期間に失業給付はもらえない(※)ことになります。

※そもそもハローワークからの「受講指示」(この職業訓練はあなたに必要だから通いなさい、というお墨付き)が受けられないので、職業訓練に通うハードルが上がります。

職業訓練のコースは、毎月同じものが開校されているわけではありません。
「求職の申し込み」を先にしてしまうと、申し込みたい職業訓練の受講開始日には給付日数が残っていない…ということも発生します。

 

これが、ハローワークで最初にやるべきことは「職業訓練の相談」である理由です。

この情報って、重要なのに誰も教えてくれなかったんですよね…。
私は偶然知ったので、職業訓練窓口のスタッフさんにはいろいろアドバイスしてもらいました。

 

ハローワークの「職業訓練窓口」 に相談すれば、開校される職業訓練の情報と、給付金をもらうためのベストな手続スケジュールなども教えてくれます。

確認するべきポイントは3つです。

▼ 確認すること ▼
・職業訓練プログラムの情報(コース内容、開始日など)
・申し込み方法と期日(書類・手続きなど不備がないように)
・失業給付がもらえるかどうか(安心して訓練うけるため)

職業訓練に通うかどうか迷ってる場合でも、早めに窓口で相談してみましょう。
今までの経験や状況、今後どのような仕事をしてみたいかなど伝えれば、それに役立つような職業訓練コースを探してくれますよ。

 

手順2:ハローワークで求職の申込み手続きをする

職業訓練の相談をして、訓練コース申込みまでのスケジュールが明確になったら、次に求職の申込みをします。

求職の申し込みについてここでは詳しく書きませんが、手続き方法や書類の書き方などは、職業訓練の窓口でも教えてくれます(それか相談する窓口を教えてくれる)。
職業訓練の相談のついでに聞いてくるのが、ラクですね。

 

手順3:職業訓練コースの申し込みをする

職業訓練の申込み手順は、訓練コースによって書類や審査方法に若干の違いがありますが、おおまかに3つのステップがあります。

▼ 職業訓練の申し込み手順 ▼
ステップ1:見学会に参加する
ステップ2:訓練コースを決める
ステップ3:申込書をハローワーク窓口に提出する

ここから先は、東京都の離職者等再就職訓練に申し込んだときの内容をベースに、説明していきます。
選考方法や必要な書類、入校手続きなどは訓練によって異なるので、詳細は管轄のハローワーク窓口(または募集のパンフレット)で確認してください。

では、それぞれのステップでやることを、順番に説明します。

 

ステップ1:訓練コースの見学会に参加する

職業訓練の申し込みをする前に、訓練が実施される施設を見学して、どのような訓練を受けるのか具体的に教えてもらうことができます。
この説明会が「見学会」で、「施設見学会」などと言うこともあります。

見学会への参加は必須でないのですが、参加することを強くおすすめします。

必須じゃないのに、めちゃくちゃ重要です。なので、ここは詳しく説明します。

 

理由は二つあって、その一つ目は、募集要項のパンフレットやハローワーク窓口での説明だけでは、その訓練コースで具体的に何を学べるのかが分かりにくいということです。

どんな訓練をするの?
習得できる技術や資格はなに?
自分のレベルにあってるコースかな?
卒業したらどんな就職先があるの?

これらの詳しい情報は、見学会に参加しないと分からないことが多いです。

 

二つ目の理由は、選考に合格するのに有利になる(こともある)からです。

選考の方式(面接や筆記試験があったり)は訓練コースによって異なりますが、選考で重視されるポイントはこれです。

▼ ここで判断される ▼
・その訓練があなたに必要か(必要性)
・技術を習得する意欲があるか(受講意欲)
・訓練を求職活動に活かしてくれるか(就業意欲)

筆記試験や面接などで、訓練を受講するのに必要な知識・学力や、最低限のコミュニケーション能力を見られることもありますが、重要なのは上記の3つです。

そして当然ですが、訓練コースの内容を詳しく知らないと、訓練が自分に必要なのか、再就職にいかせるのか、そもそも数ヶ月間もけっこうハードな訓練に頑張って通えるか、アピールしようがないですよね…笑

ほかにも、コースの受験倍率や、ぶっちゃけどんな受講生に来て欲しいのか、合格しやすい志望動機の書き方(など教えてくれる場合もあります。

 

私も最終的に受講するコースを決めたのは、見学会で説明を受けた後です。
疑問があれば、見学会で質問も受け付けてくれるので、できるだけ見学会には参加するようにしましょう。

 

ステップ2:申し込むプログラムを決める

ハローワークの窓口で相談して、見学会にも参加したあとであれば、訓練の内容についてはだいぶ理解できていると思います。
訓練の内容が、自分に必要で、数ヶ月のあいだ受講するモチベーションがあって、卒業後は再就職に役立ちそうだとイメージできるコースを選ぶと良いですね。

あとは、通学する場所や期間、授業時間も考え、通えるかどうかを判断すればOKです。

また、第一志望・第二志望を併願できる場合もあるので、同じようなコースが他にもあれば、第二志望も選んでおくのがいいと思います。
訓練コースによっては、応募倍率が2倍を超えるものもあります。合格率50%以下って、けっこう狭いですよね。

併願できるコースかどうかは、ハローワークの職業訓練窓口で確認してください。

 

ステップ3:申込書をハローワーク窓口に提出する

面接がある場合でも、申込書だけで選考される場合でも、最重要なのは志望動機です。
その考え方・書き方については、次の章で詳しく説明します。

それ以外の部分については、ハローワークの職業訓練窓口で書き方を教えてもらうといいですね。

というか、記入方法が決まっている部分もあったりするので、迷ったら窓口に相談しながらその場で書いてしまいましょう。
名前や住所、最終学歴などはあらかじめ記入できますね。職歴や退職理由、就職活動状況などは、下書きのメモを作っておくとスムーズに進みます。

本人写真を貼る欄もありますが、用意だけしておいて貼るのは最後がいいですよ。
申込書をチェックしてもらって、不備がなければ写真を貼って提出しましょう。

 

手順4:合格者説明会に参加する

これは選考に合格した後の話ですが、合格者説明会というものがあり、これに参加することで職業訓練の申し込み手続きが完了します。
※この手続きも訓練によって違うかもしれないので、合格者通知の書類などを確認してください。

参加は必須。
忘れたりしたら、辞退になっちゃうよ

合格者説明会では、入校の手続きをしたり、入校までの流れや注意事項などが説明されます。

ちなみに、説明会での服装を気にする人もいますが、ドレスコードはとくにありませんでした。
スーツの人もいれば、カジュアルな格好の人もいましたよ。それでも気になるなら、「カジュアルOKな職場に着ていけるような服装」にすれば問題ないと思います。

 

 

【最重要】志望動機の書き方

この章では、志望動機の考え方・書き方を説明します。

実際に私が書いた志望動機(志望理由)を例にしていきますが、そのままコピペというのはダメですよ。
人によって、今までの経験もこの先やりたい仕事も違うので、書き方を参考にしてご自分の言葉で作成してください。

 

志望動機が最重要である理由

その前に、志望動機が最重要である理由を説明しておきます。

先ほども書きましたが、選考で重視されるのは以下の部分です。

▼ 選考のポイント ▼
・その訓練があなたに必要か(必要性)
・技術を習得する意欲があるか(受講意欲)
・訓練を求職活動にいかしてくれるか(就業意欲)

その訓練が自分に必要である理由を伝えるには、志望理由欄に書くしかありません。
さらには面接がある場合でも、志望動機を深掘りして考えていなかったら、必要性も意欲も面接官に伝えられないですよね。

ですので、「面倒だなー」とか「いい感じに適当に書いちゃおうかな」とか思ったとしても、一度きちんと考えてみてください。
1日くらいは費やしても、無駄ではないと思いますよ。

 

ちなみに、私はこんな感じで書きました。

職業訓練申込書の志望理由欄

今になって見てみると、「文章へたか。ちゃんと意欲伝わったのかな…」とも思うのですが、いちおう選考を通ったサンプルということで笑

※ここからは「志望理由」と書きますが、志望動機でも同じです。

 

ステップ1:現在の自分の状況を書く

志望理由の構成でまず書くべきことは、【今の自分の状況】になります。
まぁ、導入文みたいなものですね。

この申込書を見る人や面接官は、あなたの現在の状況を知りません。
また、同じ職種で再就職したいのか、別の職種にキャリアチェンジしたいのかによって、どんな訓練が必要なのか違ってきます。

今の(今までの)私の状況はこうです。

この先はこのような仕事を希望してます。

だから、私にはこの訓練が必要です。

こんな構成で書いていくと、説得力があると思いませんか?

次のステップに繋げるためにも、現在の自分の状況と、この先どんな仕事を希望しているかを、できるだけ簡潔に書いてください(スペース足りなくなるので)。

 

ステップ2:今の自分にどう役立つかを書く

ステップ2と3の内容は、どっちが先とか混ぜて書くのは良くないとか、そういうのはありません。
ただ、結局のところどちらも書く必要があるので、順に解説しておきます。

次に志望理由に書くべきことは、【訓練が自分にどう役立つか】です。

できるだけ、再就職に役立つかどうかという視点で書いてください。
「訓練内容に興味があるから」や「資格を取得したいから」など、それだけの理由ではだいぶ弱いです。

職業訓練は、再就職するために足りないスキルや経験を補うものなので、

今の自分 + 訓練で得るもの = 希望の職種で採用される自分

このように考えると、書きやすくなりますよ。

また、(施設)見学会に参加した場合は、参加して感じたことも書くといいですね。
訓練コースの内容・レベルが自分に合っていて、再就職に必要だと判断した理由も書いておけば、申込書を見る人も判断しやすくなります。

ついでに、本気で訓練プログラムに通いたい気持ちも込めて、書いておきましょう。
そのあたりの学習意欲って、わりと文章に現われちゃうものですからねー。

 

ステップ3:求職活動にどう活かせるかを書く

さて、もう一つ志望理由に書いておくことは、【求職活動にどのように活かせるか】です。

職業訓練の存在意義は卒業してからが本番なので、求職活動に取り組んで再就職する意欲があるかどうかを判断されます。

スキルが身についた。よかった!

これで終わられると、訓練する方もちょっと困ります。

できるだけ具体的に、学んだスキルや取得した資格を、求職活動でどのように活かすつもりかを書きましょう。

と言っても、

・訓練で習得した技術をアピール
・資格でスキルレベルをアピール
・実務経験の不足は訓練経験で補えるアピール

くらいしか、私は思いつかなかったのですが。

このあたりは、見学会に参加すると、いろいろと具体的なヒントをもらえたりします。
卒業後3ヶ月くらいは、再就職のサポートをしてくれるコースもあるので、実際どのように求職活動していけばいいか聞いてみるのも手ですよ。

 


以上で、ハローワーク職業訓練の申し込み方法の説明は終わりです。
ハローワークは、窓口に相談すればいろいろと教えてくれるので、途中で迷ったときも相談してみましょう。

最後に、行動は早めに。
気づいたときには申込期限過ぎてた、ということもあるので、これ大事です!

それではまた、機会があれば。

Posted by タナカイ